
言葉で生きる力を届ける講演家
眞島 香奈子(ましま かなこ)
言葉には、人を傷つける力も、そっと支える力もあります。
私は、その「支える言葉」を入口に、いま生きづらさや孤立を感じている人と、その人をそばで支えようとしている人、両方の「生きる力」について、みなさんと一緒に考える講演を続けています。
漢字の成り立ちや、日常のなにげないひとこと。誰もが知っている言葉の中に大切なテーマを溶かし込みながら、聞いたあとに心が少し軽くなる時間をお届けしています。
心がふっと軽くなる、ことばのクスリ。
私が「言葉」を届ける理由
私は、特別に強い人間ではありません。
うまくいかない日も、人と比べてしまう日も、「もう無理かもしれない」と思った日も、人並みにありました。そんなとき、私を立て直してくれたのは、いつも言葉でした。
誰かがくれたひとこと。ふと目に留まった一文。漢字の成り立ちを知って、「ああ、そういうことか」と腑に落ちた瞬間。薬のようにすぐには効かないけれど、たしかに効いている。言葉には、そういう力があると思っています。
私自身、子育ての中でたくさんの戸惑いを経験してきました。子どもの体や育ちのことで悩んだり、学校とのあいだで立ち止まったり。教育や福祉の現場に関わる中でも、うまく言葉が届かずにすれ違ってしまう場面を、何度も見てきました。
そのたびに感じたのは、「本当に届けたい人に届く言葉は、むずかしい言葉ではない」ということです。大切なテーマほど、専門的な言葉で語られて、いちばん届けたい人の手前で止まってしまう。だからこそ私は、やさしい言葉で、生きることそのものを一緒に考えたいと思うようになりました。
それが、「ことばのクスリ」という考え方の出発点です。
私の講演の原点
最初から「ことば」をテーマに活動していたわけではありません。
これまで私は、子育てや親子関係、思春期・青年期の悩み、不登校、インクルーシブ教育、共育、孤立する若者やその家族、そして人を支える人の心といった、教育・福祉・支援に関わるさまざまなテーマに関わってきました。
一つひとつは、別々の活動のように見えるかもしれません。けれど経験を重ねるうちに、どのテーマの根っこにも共通するものがあると気づきました。
「結局、人と人とのあいだにあるのは、言葉ではないか」
「言葉を入口にすれば、生きることそのものを一緒に考えられるのではないか」
そう思うようになったことが、いまの「ことば × 生きる力」の講演につながっています。テーマは変わっても、根っこはずっと同じ。目の前の人が、少しでも生きやすくなる手がかりを持ち帰れるように——それが私の変わらない願いです。
私が大切にしていること
講演のとき、私が大切にしているのは次の3つです。
むずかしいことを、わかる言葉に
いのちのこと、親子のこと、人を支えること。本来はどれも大切なテーマですが、むずかしい言葉のままでは、いちばん届けたい人に届きません。中学生にも、地域のご年配の方にも、同じように伝わる言葉でお話しすることを心がけています。
正解を押しつけない
『こうすべきです』と一方的にお伝えする時間にはしたくありません。人の数だけ、事情があり、答えがあります。私がお渡しするのは、答えそのものではなく、ご自身で考えるための小さな手がかりです。
自分について考えられる時間に
聞いて終わり、ではなく、聞いたあとに『自分はどうだろう』と立ち止まれること。そして、日常に一つでも持ち帰れる『ことば』があること。そんな時間になるよう、お話しを組み立てています。
これまでの活動・経歴
教育・子育ての現場から
大学在学中から20代にかけて、断続的におよそ10年間、個別指導塾で延べ約700名の子どもたち一人ひとりに向き合い、その子に合った学び方を一緒に探してきました。この時期に、「同じ言葉でも、届く子と届かない子がいる」ことを肌で学んだことが、いまの活動の土台になっています。
自身の子育てでも、子どもの育ちや学校とのあいだで悩みながら、不登校やインクルーシブ教育、共育といったテーマに深く関わるようになりました。
支援・福祉の現場で
インクルーシブ教育やダイバーシティを学ぶ活動をきっかけに、教育・福祉の分野に関わりを広げてきました。現在も、子どもや家庭を支える活動の現場に身を置きながら、日々多くの人の声にふれています。
「机の上で考えた言葉」ではなく、いまも現場に身を置くからこそ生まれる言葉をお届けしたい——その思いを、活動の根っこに置いています。
執筆・講演へ
子育てや教育への思いを、より多くの方に届けたいという気持ちから、ライターとしての活動を始めました。2021年には株式会社ネクストエールを設立し、代表取締役として活動しています。現在は、講演・研修を活動の中心に据えています。
これまでに、インクルーシブ教育やダイバーシティ、子育て・親子関係などをテーマに、さまざまな場で講演・ワークショップを行ってきました。
著書・執筆
子育てや親子関係をテーマにした電子書籍を、これまでに2冊執筆しています。

思春期の子といかに向きあうか
思春期を迎えた子どもの変化に戸惑い、「どう声をかければいいの?」「なぜこんなに反発するの?」と悩む保護者の方に向けた一冊です。
子どもの言動だけを変えようとするのではなく、その背景にある思いや成長の過程を見つめながら、親子の関係を少しずつ整えていくヒントをまとめました。
思春期の子どもと向き合う毎日の中で、親自身の心も少し軽くなるような考え方をお届けしています。
発売時 Amazonランキング7部門1位

幼児期の子といかに向きあうか
泣く、怒る、言うことを聞かない――。幼児期の子どもとの毎日は、かわいいだけではなく、親が戸惑ったり疲れたりする場面もたくさんあります。
この本では、子どもの行動を表面だけで判断するのではなく、「この子はいま何を感じているのだろう」と少し視点を変えて向き合うためのヒントをまとめています。
子育てに一つの正解を求めるのではなく、親子それぞれのペースを大切にしながら関係を育てていくための一冊です。
子育て中の保護者に向けた、日々の関わりを考える一冊
書くことも、話すことも、私にとっては『言葉で誰かを支えたい』という同じ思いからつながっています。
※上記2冊は、旧ペンネーム『眞島かな子』名義で刊行しています。現在は本名『眞島香奈子』として活動しています。
公式プロフィール
主催者のみなさまが、チラシ・Webサイト・告知などに転用いただけるプロフィールです。
言葉で生きる力を届ける講演家 眞島香奈子(ましま かなこ)
株式会社ネクストエール代表取締役。個別指導塾での指導や、教育・子育て・支援の現場での経験を通して、子どもや家族、そして支える人に向き合ってきた。「人は言葉によって傷つくことも、救われることもある」という思いから、漢字や日常のことばを入口に、孤立する人と支える人の「生きる力」を考える講演を行っている。著書に『思春期の子といかに向き合うか』『幼児期の子といかに向き合うか』(いずれも眞島かな子名義)。心がふっと軽くなる「ことばのクスリ」を届けることをテーマに活動を続けている。
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